活動報告＿犬用車イスの試作2

犬用車イスの試作（第二稿）

田中正敬

車イス試作（第一稿）では、前後の上部支柱にD型金具を取り付け、後脚サポートを取り付ける方式を考えました。この方式では、犬の大きさ、犬種、雌雄等の様々な形の後脚サポートを作る必要があり、少々問題がありました。
そこで今回は、市販している二輪車の犬用車イスを参考に、中央支柱を２本にし、両支柱の前後にD型金具を取り付け、スポンジのカバーを被せたロープで後足の付け根を持ち上げる方式にしてみました。

装着した状態(手前後足が浮いている)

この方式にすると、
1.犬の大きさ、犬種、雄雌等にはロープの長さを変えることで対処できる。

2.後足サポートの制作が簡単になる。

3.腰の幅の調節は２本の中央支柱の間隔を変えることで対処できる。

4.中央支柱１本とT型金具２個分の重量が増加する。その分費用も増加するが、第一稿の後足サポートに皮を使用するのと、ほとんど変らないと思われる。