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●狂犬病の予防
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厚生労働省は03年1月21日、南米ボリビアで狂犬病のハムスターが飼主をかむ事故が発生したとして、都道府県などに対し、狂犬病対策の徹底を要請した。
同省結核感染症課は、国内で飼育されているハムスターに危険性はないと強調した上で、 「犬以外のほ乳動物が、狂犬病の感染源になり得る実例として、注意を呼びかけることにした」と話している。
日本には無くなったとされている病気で、しかもハムスターのニュースです。 が、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ地域の多くの国で、年間3万〜5万人が亡くなっています。狂犬病はいったん発症すると治療法がなく、人も犬も100%死亡する恐い病気です。
日本には世界各地からいろいろな種類の動物が輸入されています。毎年1回の予防注射は必ず接種してください。
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●一緒に避難
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平成14年9月1日。東京都練馬区立大泉北中学校で実施された一般の災害避難訓練で、犬・猫35匹も一緒に避難訓練に参加しました(他の学校でも受け入れを検討中)。板橋区でも同様に、飼育動物連れの訓練が行なわれました。いずれも獣医師会と防災協定を結んで実施しています。
被災時の避難所はこれまでは、人だけを受け入れていましたが、家族の一員であるワンコを被災地に置いて逃げることは出来ません。かといってリードを放したら、犬が事故に遭わないか、起こさないか心配です。一緒にいれば、お互いに心強いですね。
あなたがお住まいの地域はどう対応しているでしょうか?
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●ノーリードにご用心!
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飼い犬(生後6ヶ月 17.5kg)が他の犬(8歳 29.9kg)に押し倒されて足を骨折し、後遺症が出たとして、北九州市の男性が、相手の飼主に、慰謝料等約128万円の損害賠償を求めていた訴訟は、被告側が見舞金10万円を支払うことで和解が成立しました。
民法では、ペットが損害を与えた場合、飼主が賠償責任を負うと規定していますが、福岡地裁はお互いに公園で犬を放していたこと等から民法上の賠償責任には踏み込まず、「二匹が遭遇した際に骨折した可能性が高い」として見舞金支払いによる和解案を提示。双方が応じたそうです。
仲良しの犬達でも元気に遊べば事故も起きかねません。ドッグランのようにノーリードOKの場所でも、犬同士の相性が良いか、挨拶が出来たか等を確認出来るまでは、リードを付けて見守るべきですね。
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●元気に長生き
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現在国内で飼われている犬のうち42%が7才以上(日本ペットフード工業界調べ)。3年以内にほぼ半数が10才以上になる計算です。いつまでも元気で一緒にいてほしいのですが、高齢化に伴い異常行動をする痴ほう犬も増加しています。
痴ほう犬は血中の不飽和脂肪酸濃度が低いというデータがあります。日本犬に痴ほう症状が多いのは「古来から魚を食べ、魚由来の不飽和脂肪酸を洋犬よりも身体が必要としているから」という説もあります。日本人の食生活が欧米化したのも、痴ほう犬増加と関係あるかもしれませんね。
加齢が進めば若い時と違うのは当たり前、でも犬は大切な家族の一員です。歳だからとあきらめないで。
予防・治療食もあります、獣医師に御相談ください。
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●犬がいなくなったら
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あわてずに動物愛護相談センターへ電話しましょう。その際に
◆犬の特徴(犬種・年齢・体の色・目の色・性別・去勢の有無等)
◆居なくなった場所・時間 ◆首輪・鑑札をしていたか
◆いつも呼んでいる名前 ◆あなたの連絡先
を連絡し、その後最寄りの警察に同様に連絡してください。
家の近所や思い当たる場所を探す時には筆記具(あなたの連絡先を伝えるもの)、首輪とリードを忘れずに携帯してください。写真のコピーも用意しておくと良いでしょう。
迷い犬を保護した時にもセンターと警察へ連絡してください。
【都内の動物愛護相談センター】
*動物愛護相談センター 八幡山
3302-3507 ・ 3329-2647
*動物愛護相談センター 多摩支所
042-581-7435 ・ 042-584-8012
*動物愛護相談センター 城南島支所
3790-0861 ・ 3790-8218
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●ドッグランご意見募集のお知らせ
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東京都建設局が、駒沢オリンピック公園・神代植物公園に一定期間ドッグランを仮設置する予定です(平成14年秋から6ヶ月間)。これに伴い、都民の皆さんからのご意見を募集しています。
* 募集期間 平成15年3月31日(月)まで
* 募集方法
(1)建設局ホームページ上のアンケートによるご意見募集
(2)はがき等によるご意見募集
ご意見のほか、住所、氏名、年齢、性別及び犬を飼っている・いないをご記入の上、下記までお送りください。(匿名可)
あて先〒163-8001新宿区西新宿2-8-1
東京都建設局公園緑地部公園課
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●犬を飼うなら
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ノーリードで散歩していた男性の飼犬がうなり声をあげたために、散歩中の女性が転倒して足の骨を折った事故で、大阪地裁は飼主に870万円(請求額3300万円)の損害賠償を命じました。
「ノーリードはダメ」は当たり前ですが、繋いで散歩していた犬がひと吠えしたのに驚いた老人が転倒し大けがをした事故で、横浜地裁が飼主に約450万円の損害賠償を命じた。という判例もあります。
上記2例はキチンと躾けていれば起こらなかったはずの事故ですが、「犬を飼うなら保険に入る」は「リードを付ける」「ウンコを拾う」と同じくらい大事な事です。今入っている保険が「犬の事故」に対応するか?調べてみて下さい。
さらに詳しくはこちら_犬の事故と訴訟例
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●家庭犬にも出来ることは?
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盲導犬や介助犬、聴導犬の同伴をホテルやレストラン、デパート、交通機関が拒むことを禁じる身体障害者補助犬法が参院本会議で全会一致で可決成立しました。
公共施設や公共交通機関は今年10月から、宿泊施設や飲食店は来年10月から、やむを得ない理由がない限り、補助犬の同伴を断ることができなくなります。
ただしこの法律、罰則規定はありません。
「犬はお断り」の社会を変えるためには、一般の飼主と家庭犬が社会のルールを守ることが大事ですね。
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●リードはキチンと持って
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2002年3月24日(日)花見の人で賑わう相模原のキャンプ場で、大型犬(♀7才)が5才の男の子の耳を食いちぎる事故がありました。
犬には1.5mのリードが付けられていましたが、男の子とすれ違う時に、突然飛び掛ったそうです。
小さな男の子が体験した恐怖と痛みは計り知れません。目撃した人達は犬を「恐ろしい動物」と思ったことでしょう。
小さくてオトナシイ犬でもコワイと思う人はいます。人とすれ違うとき、道を歩くときには、リードを短く持ち、犬を制御してください。
車や自転車との接触事故から犬を守るためにも大事なことです。
-男の子が一日も早く回復されますように-
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