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犬用車イスの試作 その3(二輪車)

田中正敬

■工具の準備
1. 金ノコ
2. ドリル(電動または手動)
3. ドリルの刃 径4mm及び径6mm
4. ヤスリ
5. センターポンチ
6. 金槌
7. 物差し
8. ハト目あけ
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■骨組み(図1−1図1−2図1−3 参照)

1. 径19mm(試作に使用したもの、犬の大きさに合わせる。)のアルミパイプを金ノコで切断しA〜Hの各支柱をつくる。切断面のバリはヤスリで取る。
2. 支柱(E1, E2)、(F1, F2)、(G1, G2)、(H1, H2)をそれぞれ組み合わせるため、図−3に示したように20mm間隔で4箇所ドリル穴の位置をきめる。
注)ドリル穴の位置はパイプの両側に印を付けること。
3. 上記2項で印を付けた位置にセンターポンチで凹みを付ける。
注)これはドリルの刃が滑るのを防ぐためである。
4. 上記3項で凹みを付けた位置に径4mmのドリルで穴をあける。ドリル穴のバリはヤスリで落とす。
注)ドリルの穴はパイプの両側からあけること。片側からパイプを通して穴をあけると穴の位置がずれる恐れがある。
5. 図1−1図1−2図1−3 および 図2 を参照し、支柱A, B, C, D, G1, H1をL型金具【15】およびT型金具14)を使用して仮組み立てをして、図1−3 に示した寸法"Y"を計測し記録する。
6. イタストラップをつけるため、支柱AおよびBの両端からおよそ50mm(犬の大きさに合わせる)の位置にドリル穴の印を付ける。(図-4 参照)
   注)ドリル穴の位置はパイプの両側に印を付けること。
7. イタストラップの穴の一方を上記6項で付けた印に合わせ他方の穴の位置に印を付ける。
8. 上記6項および7項で付けた印の部分にセンターポンチで凹みを付ける。
9. 上記8項で凹みを付けた位置に径4mmのドリルで穴をあける。ドリル穴のバリはヤスリで落とす。
10. 図-3 を参照し、径4mmのボルト【18】、ナット【20】、ワッシャー【23】、スプリングワッシャー【26】でイタストラップ【17】を支柱AおよびBに取り付ける。
11. 肩当てを付けるため、支柱E2およびF2の(上記4項で穴をあけた反対側)端からおよそ20mmの位置(穴の方向は上記4項の穴と同じ)にドリル穴の印を付ける。
12. 上記6項および7項で付けた印の部分にセンターポンチで凹みを付ける。
13. 上記8項で凹みを付けた位置に径4mmのドリルで穴をあける。ドリル穴のバリはヤスリで落とす。

■車輪部分(図1−3図-5 参照)

1. 支柱G2およびH2の下端(4項で穴をあけた反対側)から50mmの位置(4項の穴の方向に合わせること。)にドリル穴の中心を決め、印を付ける。印はパイプの両側につけること。
2. 上記6項で印を付けた位置にセンターポンチで凹みを付ける。
3. 上記3項で凹みを付けた位置に径6mmのドリルで穴をあける。ドリル穴のバリはヤスリで落とす。
注)ドリルの穴はパイプの両側からあけること。片側からパイプを通して穴をあけると穴の位置がずれる恐れがある。
4. 径8mmのアルミパイプ【13】を上記骨組みの5項で計測した"Y"から6mmのナット【21】二枚分の厚みを引いた寸法に金ノコで切る。切断面のバリはヤスリで取る。
5. 径8mmのアルミパイプを車輪の軸穴の深さより1mm〜2mm程度長く切り、車軸【29】とする。これを2つ作る。切断面のバリはヤスリで取る。
注)あまり長いと車輪が左右にぶれ、不安定になるので要すれば、やすりで調整すること。
6. 長さ1mの長ネジ【28】、上記4項、5項で作製した車軸【29】、ワッシャー【24】、ナット【21】、スプリングワッシャー【27】支柱G2、H2等を図5に従い車輪部を仮組み立てし、長ネジ【28】の必要な長さを計測し、印を付ける。
7. 上記6項で仮組み立てした車輪部を分解し、上記6項で印を付けた位置で長ネジ【28】を切断する。切断面のバリはヤスリで取る。

■後ろ足サポート部分および肩当て(図-6図1−1図1−2 参照)

1. 幅20mm、長さ60mm【38】と幅20mm、長さ140mm【39】の革を準備する。
2. 幅20mm、長さ60mmの革【38】の端から10mmと25mmの位置にハト目あけで径3mmの穴をあけ、カッターで穴をつなぐ。(図-6 参照)
3. 上記2項の革でフック【32】とバックル【31】を取り付ける。縫い目の間隔は5mm程度がよい。
4. 幅20mm、長さ140mmの革【39】の端から30mmの位置にハト目あけで径3mmの穴をあけ、あとに20mm間隔で2或いは3箇所同じ径の穴をあける。
5. 上記4項で穴をあけた反対側にDカン【30】を取り付ける。縫い目の間隔は5mm程度がよい。
6. 犬の体高に合わせロープの長さを決める。
7. 上記5項で取り付けたDカン【30】にロープ【36】を取り付ける。太めの糸で4ないし5回縫いざし、残りの糸を巻きつける。
8. 上記7項で取り付けたロープ【36】にカブセール【34】を取り付ける。
9. 上記7項で取り付けたロープの他端にフック【33】を取り付ける。フック【33】の取り付けは上記7項と同様にする。
10. 幅30mmから、50mm、長さおよそ350mmの革に支柱E2、F2をとめる径4mmの穴をあけ、肩当て【37】を作る。さらに肩当てを犬のくびに取付ける紐を通す径4mmの穴をあける。(図-6 参照)

■組み立て

L型【15】およびT型【14】金具とパイプをボルト/ナットで固定する場合には下記に従う。
・ L型【15】またはT型【14】金具をパイプに付け、所定の位置に止めネジで固定する。
・ ボルトの位置を決め、L型【15】またはT型【14】金具にセンターポンチで凹みを付ける。
・ パイプとL型【15】またはT型【14】金具を止めネジで固定したまま、4mmのドリルで通し刺しにする。パイプとL型【15】またはT型【14】金具と別々に穴をあけると、穴がずれるので注意すること。
1. 上記車輪部分7項で切った長ネジの中央に上記車輪部分4項で作った車輪補強材【13】をはめ、6mmのナット【21】で両側から締め付ける。(図1−3図-5 参照)
2. 図-5 参照し、上記車輪部分7項の長ネジの両側に6mmのワッシャー【24】、支柱G2、H2を取り付ける。
3. 図5 参照し、支柱G2、H2の外側に6mmのワッシャー【24】、上記車輪部分5項で作った車軸【29】をはめた車輪、6mmのワッシャー【24】、6mmのスプリングワッシャー【27】の順に取り付け袋ナット【22】で締め付ける。
4. 上記3項で組み立てた車輪部分の支柱G2、H2に支柱G1、H1を取り付ける。(図-3 参照)
5. 支柱E1とE2、F1とF2を接続する。(図-3 参照)
6. 各支柱を図1−1、1−2、1−3、2、に従いL型【15】およびT型【14】金具を使用して組み立てる。
7. 支柱E2と支柱F2に太目のたこ糸【43】で肩当を取付ける。
8. 後ろ足サポート部をイタストラップ【17】に取付ける。
9. 図1−1図1−2図1−3、を参照し、パイプの切断部にキャップ【35】を取付ける。

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