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日本同伴犬協会では、災害時のために飼主が準備するもの、飼育動物受け入れ態勢、動物連れ避難訓練の実施について、2002年11月・12月に東京都と都内23区に問い合わせ、18区から回答をいただきました(下表)。
●多く寄せられた犬の飼育者への要望
  1. 食料、同行避難用ケージ、排泄処理袋等を備え、鑑札を付けてください。
  2. しつけを必ずしてください。家族以外の人とも接触出来るようにしてください。
  3. 狂犬病等の予防接種、外部寄生虫駆除(ノミダニ等)等の健康管理をしてください。
  被災動物への対応 避難所への飼育動物同行 同行避難訓練
荒川区 東京都と連携 。区内動物病院へ支援要請を検討中 同行避難  
板橋区 区獣医師会と協定を締結 同行避難 実施
葛飾区 東京都と連携 精神的ケアの観点から研究課題と考える
北区   検討内容の俎上に上がっている。盲導犬、介助犬について早急に検討したい 今後積極的に取り入れたい
江東区   施設管理者が避難住民に周知の上、動物の飼育場所を設定 課題と認識
品川区 防災対策上必要と認識 避難所ごとに対応できるか検討したい
渋谷区 都獣医師会渋谷支部と協定を締結 渋谷区防災課地域防災主査からのメール
杉並区 区獣医師会と協定を締結 同行避難 来年度以降に実施を考えている
世田谷区 区獣医師会・関連企業と協力協定を検討中 同行避難を原則として考える 今後取り入れたい
練馬区 区獣医師会と協定を締結 同行避難 実施:訓練報告
文京区   飼育方法については検討中 今後検討したい
目黒区 第一次避難所に飼育場所を設定する 同行避難を基本とする
江戸川区 課題と認識
大田区 区獣医師会と意見交換。災害時のペット対策は、飼主の責任で行うことを原則とする。
台東区 動物保護対策を検討中。避難生活時でのルール作りの必要性を地域防災リーダーに周知する
中央区 ここ数年犬の飼養数10%近く増加。講習会開催等に努める。
千代田区 H15年度地域防災計画修正で検討予定。
港区 区獣医師会と勉強会。協力協定を検討中
掲載内容は2002.11〜2003.1月にいただいた回答です
  • 地域により居住人口、環境はさまざまです。災害時の動物保護は動物愛護だけではなく、人への危害防止の観点も含み、多くの区で検討すべき問題として認識され、被災動物に対し、区獣医師会等と協定を締結、または検討をしています。
  • 避難所への飼育動物同行(ケージに入れる)を決定している地域もありますが、しつけ、健康管理、マナー等のルールが守られなければ困難です。犬の飼育者に対し講習会を開いている区もあります。
    同行避難訓練は板橋区、練馬区で行なわれています。多くの地域での実施にむけては飼育者の日頃の努力が必要と思われます。
  • 一般家庭では多種多様な動物が飼育されています。ほとんどの区で動物用食料、資材の備蓄はありません。

>>日頃の備え
>>関連ページrescuenow.net:ペットのための防災
獣医師会との協定書などが掲載されています



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